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森の清流

Journal

自然と暮らしの
記録

夏至の朝、石の家で感じる光の変化

森の清流

一年で最も日が長い日、夏至。朝4時を過ぎると、東の山から金色の光が差し始める。石の壁は光を受け、その質感をくっきりと浮かび上がらせる。ざらりとした表面に走る無数の細かな線が、何千年もかけて堆積した時間の記録であることを思い知らされる瞬間だ。

窓の外では、庭の苔がしっとりと朝露を帯びている。この季節、苔は最も豊かに繁茂する。深い緑は、石の灰色と対照をなし、互いを引き立て合う。

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島根の陶芸家・佐藤美智子さんを訪ねて

夕暮れの石灯篭

島根県の山里に入ると、空気が変わる。東京の喧騒とは全く異なる、静かで湿った空気。佐藤美智子さんの工房は、そんな山の奥深くにある。

「都会から来た人はみんな、最初は静かすぎると言う。でも3日もすれば、これが普通だったと思い出すんです」と彼女は笑いながら言った。地元の土を混ぜ合わせながら、彼女の手は休むことなく動き続ける。

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桜が散った後——石の家の春の顔

桜の花びらが庭に積もる季節は、ほんの数日しかない。石の縁側に落ちた花びらが、風に押されてゆっくりと動く姿を見ていると、日本人が花見を愛する理由が改めてわかる気がする。

儚いからこそ美しい。完璧な満開よりも、散り際のほうが心に刻まれる。侘び寂びとは、まさにそういうことではないか。

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冬が終わる頃——苔の緑が戻ってくる

長い冬が終わり、春の気配が漂い始める頃、石の壁の苔がじわじわと緑を取り戻す。枯れていたわけではない。ただ、じっと待っていたのだ。

苔の回復力は驚くべきものがある。数週間も雨が降らなくても枯れてしまったように見える苔は、一雨降れば翌日には鮮やかな緑に戻っている。その強さと繊細さの共存に、自然の神秘を感じる。

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